岡山市表町の眼鏡店 アイウェア・カイロス

手動の度数検査機フォロプター

2018.10.07
  • お知らせ

カイロスの平田です。
 

さて今日は、眼鏡屋さんにとって最も大切なレンズ度数を決める検査器械のお話です。

この写真をご覧ください!ユニットになっているのは現在の検査器械ですが、もうひとつの複雑な機械!

眼鏡関係のお仕事を50年以上前から携わっている方でしたら、

この機械を見て思わず「なつかしい!」と声を上げられることと思います。

 

これは、正確な製造年月日はわからないのですが、

アメリカン・オプティカル社(以下AO社)が特許開発し、

その後日本で製作された手動検査器フォロプター:MODEL・H-11626です。

 

私が、40数年前眼鏡業界に入ったころ、

眼鏡屋さんの検査はほとんどこの構造の手動フォロプターを使用していたように記憶しています。

 

AO社に関して言えばその歴史はかなり古く、

1833年にUSAマサチューセッツ州サウスブリッジに設立された眼鏡の総合メーカーで、

まさに現代に至る眼鏡の歴史そのものです。

 

たとえばレンズの周りに全くリムのないリムレスの開発から、

GOLD-FILLED(金張り)、FUL VUE:フル ビュー(視野を広くするため、フレームをレンズの上側で固定)など

メガネフレームのデザインだけでなく、遠近両用レンズの開発、検査器械や加工器械開発など

眼鏡に関するあらゆる製品を世に送り出しました。

眼鏡フレームでは、J.F.ケネディや黒人政治家のマルコムX、ジャズトランペッターのマイルスデイビス、

俳優のジェームスディーン、最近ではジョニーデップなどの人気俳優も

プライベートで使用していることでご存知の方も多いかもしれません。

 

そのAO社が特許開発した素晴らしく高性能な手動フォロプターなのですが、

驚くべきことに、現在日本ですべての眼鏡屋さんに普及しているデジタルコンピュータ検査機械の

基礎構造はそっくりこのAO社手動フォロプター構造と全く同じに作られているんです。

ということは、50年以上も前、いやもっと以前からAO社手動フォロプターの理論的完成度たるや、

世界最高水準だったということですね。

 

しかも、確かにデジタルコンピュータ検査機は、素晴らしく便利に正確に開発されていますが、

AO社手動フォロプターにおいても、レンズの動きの滑らかさや精度の高さで

デジタルコンピュータに勝るとも劣らない性能を誇っています。

 

この機械を見るたびに、AO社の開発者たちに敬意を表して止みません。

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